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うつ病ガイドライン徹底解説24 うつ病による緊張病

  • 執筆者の写真: Tomoyuki Saito
    Tomoyuki Saito
  • 2017年4月15日
  • 読了時間: 2分


うつ病ガイドライン徹底解説

緊張病とは、目は開けていて意識はあるんですが、話しかけても反応がなく、体が固まってしまう状態です。

そんな状態でも、他人の行動を真似したり、急に興奮したりすることがあります。

こうした緊張病は、少し珍しい症状ですが、いろいろな病気が原因で起こります。

うつ病によって緊張病が起きることもあれば、統合失調症という幻覚や妄想が出る病気で緊張病が出ることもあります。

また、感染症やホルモンの病気、脳神経系の病気、免疫の病気など様々な体の病気によって緊張病が出ることもあります。

こうしたことから、緊張病の診察では内科的な検査は欠かせません。

また、緊張病になると食事がとれなくなるので、点滴などの水分、栄養を人工的に取り入れる手段も必要になります。

こうした緊張病には、ベンゾジアゼピン系の薬剤が有効です。

緊張病になると、口から薬を飲めない場合が多いので、注射によって投与します。

また、修正型電気けいれん療法も8割ほどの確率で有効ですから、ベンゾジアゼピン系薬剤で改善しない場合は電気の治療も行います。

さて、次回からは、うつ病ガイドラインの第5章、「児童思春期のうつ病」に移ります。

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