PTSDとアセチルシステイン
(こちらは昨年noteに公開した記事を修正したものです) いきなりですが、依存症って、皆さんはどんなものを知っているでしょうか? 覚せい剤依存症やアルコール依存症、最近だとギャンブル依存症などもメディアで取り上げられるようになっています。...
脊髄の再生医療
(こちらは昨年noteに公開した記事を修正したものです) 今回は再生医療の話です。 ノーベル賞を取った山中先生のiPS細胞のおかげで、日本では再生医療が話題になってきました。 再生医療とは、失った細胞を再生するという治療です。...
医療用マリファナ
(こちらは昨年noteで公開された記事を修正したものです) 今回は、医療用マリファナについての論文をご紹介します。 日本でいう大麻、英語でカナビス(canabis)とも言いますね。 日本では法律で禁止されているマリファナですが、アメリカでは多くの州で解禁されています。...
性格の遺伝と愛情
(こちらは昨年にnoteで公開した記事を改変したものです) さて、今回は、親子についての論文をご紹介しようと思います。 世の中には様々な子供がいると思いますが、その性格は十人十色でしょう。 優しい子、明るい子、内向的な子、乱暴な子など、本当に色々いると思います。...
SSRIによる性的倒錯の治療
性的倒錯は、強迫性障害に近い場合があります。 強迫性障害とは、なんども同じ考えが浮かんだり、同じことを繰り返す病気です。 例えば、家の鍵をしめたのに、鍵がしまってないという考えが浮かんできて、なんどもしまっているか確認してしまうというものです。...
軍人さんの心のサポート
日本でも軍隊や戦争についての議論が時々ありますが、海外では、あちこちで戦争が今も起きています。 戦地に派遣される軍人さんたちのストレスは大きく、心を病んでしまう方も多くいらっしゃいます。 そうした軍人さんに対し、精神疾患じゃないか検査するシステムがあるそうです。...
GnRHアナログによる性的倒錯の治療
アナログは類似物とか類似体という意味です。 私たちの体の中には、性腺刺激ホルモン(ゴナドトロピン)放出ホルモン、略してGnRHというホルモンがあり、人間の生殖機能に対して重要な役割を担っています。 そのGnRHと似た働きを持つ薬物なので、GnRHアナログと言うわけです。...
男性ホルモンを抑える性的倒錯の治療
性欲と男性ホルモン(アンドロゲンとも言います。色々ありますが、主な男性ホルモンはテストステロンです)は関係していると考えられています。 男性ホルモンの働きを抑えることで、性欲を抑えるという治療があり、これが性的倒錯の治療に用いられることがあります。...
麻薬で麻薬をやめる
ヘロインという麻薬をご存知でしょうか? 日本ではあまり話題になりませんが、依存性の強い薬物の一つで、アヘン、モルヒネなどの仲間で、オピオイドという種類の薬物になります。 海外ではヘロイン依存症の方も多いようですが、このヘロイン依存症の治療として、ヘロインから他のオピオイドに...
性的倒錯の治療ガイドラインの徹底解説
異常性欲などとも言われますが、性的倒錯(小児性愛や性的サディズムなど)の治療についてガイドラインを元に解説します。 元にするガイドラインは、世界生物学的精神医学会が2010年に発表したものです。 参考文献:The World Federation of Societies...