自律神経失調症とパワハラ
強いストレスがかかると胃が痛くなったり、頭が痛くなったりなど体に反応が出るのは誰でも知っていると思います。ストレスで胃に潰瘍ができたり、アトピー性皮膚炎が悪化したり、糖尿病や高血圧が悪化したりと、様々な病気がストレスに関係します。まさに、病は気からです。...
自律神経失調症とパニック
パニック発作という言葉をご存知でしょうか。パニックという言葉は、例えば「パニック」映画など結構、日常的に使われます。慌てふためくという意味でもパニクるなどと表現したりもしますし、結構軽い意味合いですよね。ただ、精神科でいうパニックは意味がだいぶ違います。...
睡眠アプリはメンタルヘルスを改善する
最近はスマホのアプリの中でメンタルヘルスに関わるものが出てきました。やはり、こうした研究は海外の方が強いのですが、少しずつ日本でも開発が進んできている印象です。 海外でよくあるメンタルヘルスのアプリが、認知行動療法のアプリです。認知行動療法とは、物事の捉え方を変え、自分の行...
抗NMDA受容体脳炎とMRI
抗NMDA受容体脳炎という病名を聞いたことがある人はほとんどいないと思います。 医療者でもほとんどの人が知らない病名です。 これは最近になって見つかった免疫の異常による病気です。 細菌やウイルスが体内に入ると、抗体という物質が細菌やウイルスにくっつき、その後に細菌やウイルス...
依存症はなぜ悪いのか?
なんで依存症は悪いのでしょうか? 人間は何かしらに依存して生きているものです。例えば、たいていの人は家がなければ生活は成り立ちません。言い方を変えれば、人は家に依存して生きています。食事をしなければ、生きていけません。つまり、食事に依存して生きています。しかし、家依存症とか...
精神疾患でなくても労働意欲はなくなる
今回はエッセイ風に労働意欲について語りたいと思います。 労働意欲は精神疾患とも関係が深いですが、それ以外の要因とも深く関わります。 当然ですが、労働意欲が無ければ精神疾患というわけではありません。 それなのに、労働意欲が無ければすぐに精神疾患という風潮が生まれる可能性もある...
ベンゾジアゼピンと働く人
ベンゾジアゼピンという薬をご存知でしょうか。不安を取ったり、眠気を誘うような作用のある薬で、抗不安薬と睡眠薬に大別されます。抗不安薬ですと、例えば、アルプラゾラム(ソラナックス)などがあり、睡眠薬ですとブロチゾラム(レンドルミン)などがあります。また、デパス(エチゾラム)は...
自律神経失調症と糖尿病
自律神経とは内臓や血圧を調整する神経のことです。自律神経が障害されることを、俗に自律神経失調症と言いますが、正式には自律神経症状や自律神経障害などと言うことが多いです。というのも、自律神経の不具合はあくまで症状であり、何らかの病気の結果として生じるものです。つまり、本当の原...
抗てんかん薬で双極性障害を治療する
今回は抗てんかん薬を双極性障害の治療に用いる場合を解説します。てんかんとは脳が発作的に興奮して、意識を失ったり、体が痙攣したり、硬直したりする病気です。子供に起きることが多いですが、脳梗塞など脳の病気で起きることもあり、歳をとって脳が傷むとてんかんになりやすくなったりします...
自律神経失調症とうつ病
自律神経失調症は正式な病名ではなく、原因となる病気は他にあります。その中に精神疾患が含まれます。精神疾患と一言で言っても様々なものがありますが、うつ病は代表的な精神疾患の一つです。うつ病は大うつ病とも言いますが、どちらかというと重症度の高い精神疾患で、色々な症状が出ます。気...