双極性障害の診断改訂を検証する研究をシェアします
双極性障害、別名、躁うつ病とは、気分が落ち込んで悲しくなる、うつ状態という症状と、気分がハイテンションになり活動的になる躁状態(躁病)という症状の両方が出てくる病気です。 この双極性障害の診断に関する研究を今回は紹介したいのですが、その前に、精神疾患の診断について簡単に説明...
うつ病ガイドライン徹底解説18 新規抗うつ薬による治療
さて、ここからはうつ病の薬による治療について具体的に説明していきたいと思います。 うつ病の治療で使う薬を「抗うつ薬」と言いますが、抗うつ薬にはいくつもの種類があります。 まずは新規抗うつ薬などと言われる、比較的新しいものから説明します。 この中には、...
レム睡眠行動障害とパーキンソン病
(こちらは昨年noteに紹介した記事を一部改変したものです) パーキンソン病は手足の筋肉が硬くなったり、勝手に震えたりする脳の病気です。 パーキンソン病を知っている方でも、レム睡眠行動障害という病名を知っている人は少ないと思います。...
自殺について話す
(こちらは、昨年noteで公開した記事を一部修正したものです) 「これは聞いて良いのか、聞かない方が良いのか?」 誰しも、こんな風に悩んだことがあると思います。 特に、重たい話題は、相手に振って良いのか悩みますよね? 家族や恋人などのプライベートな内容や病気の話題などは、な...
チック、強迫性障害の遺伝
(こちらは昨年noteで公開した記事を一部修正したものです) チックという病気を知っていますか? ビートたけし(北野武)さんの肩を動かす仕草が有名ですが、あの仕草のように、体の一部が突然、勝手に動きだし、それが何度も繰り返され、自分の意思ではコントロールできないというものが...
うつ病ガイドライン徹底解説17 うつ病が重い場合の治療の概要
今回は、うつ病がある程度重い時の話をします。 中等症または重症という表現をしますが、これは、うつ病の症状が強すぎて仕事や家事がほとんどできなくなったり、自殺の気持ちが強くなったりするような状態です。 あまりに状態が悪い場合は入院することもあります。...
うつ病ガイドライン徹底解説16 うつ病が軽症な場合の精神療法
今回は、うつ病が割と軽症の場合について説明します。うつ病学会のガイドラインでは、第2章「軽症うつ病」の項目に当たります。 軽症うつ病のイメージは、うつ病の症状はあるけれども、仕事や家事は何とかこなせていて、生活がある程度は成り立っているような方です。...
双極性障害の入院回数を減らす薬の研究をシェアします
今回は、双極性障害について、スウェーデンの研究をご紹介します。 双極性障害とは、気分が落ち込んだり(うつ状態)、テンションが上がったり(躁状態)する病気です。 気分が強く落ち込むと、死にたくなったりすることがあります。 また、テンションが上がりすぎても、暴力的になったり、な...
うつ病ガイドライン徹底解説15 病は気から
さて、うつ病ガイドライン徹底解説1でも書きましたが、うつ病と体の病気は相互に密接な関係にあります。 体の病気がうつ病を引き起こすこともあれば、うつ病が体の病気を引き起こすこともあるわけです。 もちろん、うつ病が単独で体の病気を引き起こすわけではないのですが、間接的な影響で体...
うつ病とSNS
(こちらは昨年にnoteで公開した記事を改変したものです) FacebookやTwitterを始めとするSNS、ソーシャルメディアは世界中に広まっていますが、その中心はやはり、アメリカです。 そのアメリカで、今、SNSの悪影響が話題になっています。...